こんにちは!
第108回薬剤師国家試験に290点台で合格!
現役薬剤師のなべさんです!
国家試験に向けて過去問を解き始めたけど、
1問1問に時間がかかって全然進まない
そんな方は多いのではないでしょうか?
まずは、学校の過去問試験までに
3周は解こう!と意気込んでいたのに
1周も終わらなそう。。。
1回勉強した範囲なのに
解き直そうとしたら全く分からない。。。
「このままでは終わらない」という焦りから
勉強が手につかない
そんなお悩みをお持ちのあなたへ
この記事を読めば、
過去問の活用方法が分かり
効率的に勉強が進められるようになります!

というわけで今回は、
過去問を解き始めたけど
進め方がわからずお悩みの方へ
過去問の攻略方法について
お伝えしていきます!
私の通っていた大学では
6年生の夏休み終わりに、
過去問試験という
過去5年分の過去問を範囲とした試験がありました。
過去問のままの問題ならいけそう!と思い
高をくくっていました。
しかし、いざ過去問を解き始めると
予想以上に解けず、
特に理論問題は
1問に30分以上かけてしまうこともありました。
「このままでは5年分なんて絶対終わらない」
そんな焦りがストレスになっていました。
なので、過去問を進めたいけどどうしていいか分からない
という気持ちはよく分かります。
ですが、
このまま過去問を解ききれず
中途半端で身につかないと
全く成績が伸びずモチベーションも低下
国家試験現役合格は夢のまた夢となります…..

夢のまま終わらせないためにも
過去問を上手な活用ポイントをおさえて
今日から勉強を始めましょう!
そうすれば
学校の試験や模試の成績もUp!
自身をもって国家試験に臨めるようになります。
では早速、
過去問攻略法を見ていきましょう
下記3点のポイントで解説します!
- 解答暗記はNG!理解することを意識
- 時間をかけすぎない
- 忘れる前に復習
それでは、1つずつ確認していきましょう!
1.解答暗記はNG!理解することを意識

過去問を解いている時、
問題の正誤のみを確認して満足していませんか?
たくさん問題を解いているのに
全然成績が上がらないという人ほど
正誤に一喜一憂し
肝心の内容を理解できていない傾向にあります。
正解でも不正解でも
なぜその解答になるのか必ず確認しましょう。
問題の正誤や解いた問題数よりも
その問題に取り組んだことで、
知識や理解度が増すこと
が重要です!
すべての選択肢を説明できるように
問題が解き終わったら解説を確認しますよね。
正答を確認したら
誤答についても必ず確認を忘れずに!
- どこが誤っているのか
- どこを何に直したら正答になるのか
説明できるようにしましょう。
国試では、
過去問で出題された内容について
異なる問題文で出題されたり
選択肢を変えて出題される
ことがよくあります。
過去問では誤答だった選択肢が
問題文を変えて正答として出題される
なんてことも頻発しますので
すべての選択肢について
説明できるように勉強しましょう。
2.時間をかけすぎない

前項で
問題を理解し、説明できるようにすることが重要
とお伝えしました。
しかし、
国試は平均点くらいで合格可能
すべての問題を完璧にする必要はない
です。
国試の頻出範囲や正答率を参考に
他の受験生が解ける問題をおとさない
ように勉強しましょう。
滅多に出題されず正答率5%の問題も
毎年出題され正答率90%以上の問題も
配点は同じく2点だからです。
頻出問題を優先的に
過去問の出題数が多い分野を
優先的に勉強すると効率的です。
過去に1,2回しか出題されていない分野より
過去10年間で毎年出題されている分野の方が
国試本番で出題される可能性が高いです。
勉強できる時間は限られているので、
より点数に繋がる時間の使い方をしましょう。
私の場合、
参考書の頻出分野一覧や
大学で実施されていた薬ゼミ講習で頻出と言われた分野
から勉強するようにしていました。
正答率も確認
繰り返しになりますが、
国試はみんなが取れる問題を落とさないことが
重要です。
正答率50%以上の問題は確実に解けるように
一方、正答率20%程度の問題は解けたらラッキー
くらいの気持ちで問題ないです。
私は過去問を解く際、
【1周目】
正答率に関わらずすべての問題を解く
→正答率50%以上の問題:すべての選択肢について説明できるように理解する
→正答率30%以上の問題:正答が分かるようにする
→正答率30%未満:ざっと解説をみて分からなければ飛ばす
【2周目以降】
正答率に関わらずすべての問題を解く
→正答率30%以上の問題:すべての選択肢について説明できるように理解する
→正答率30%未満の問題:最低限、正答が分かるようにする
正答率30%未満の問題は
得意分野なら他の問題と同様に復習しましたが、
苦手で時間がかかりそうな問題は
正答が理解できる程度で流していました。
完璧を目指さず、
他の受験生と比べて平均以上になること
を目標にしましょう。
3.忘れる前に復習

復習のため解き直そうとしたら
全く解けない
1回目と同じくらい時間がかかった
そんな経験ありませんか?
とりあえず全範囲やって
終わったらまとめて復習しようとすると
復習まで期間が空いてしまい、
1回やったはずなのに
全然覚えてない
なんてことになりかねません。
1度問題を解いたら
忘れる前に復習しましょう。
理解度をマーク
問題を解いたら、
問題文の横に理解度をマークしておきましょう。
完璧!説明できる →〇
正答は分かるけど、内容の理解は怪しい →△
全く分からない →✕
最終的にすべての問題に〇が付くように
勉強しましょう。
短期間で繰り返し解く
1度勉強して理解したと思っても
しばらくすると忘れてしまいますよね。
それは、人間なのでしょうがないです。
エビングハウスの忘却曲線をご存じでしょうか?
1日後には70%、1週間後には80%は忘れてしまうんです。。
ですが、せっかく勉強したのに
次に解くときにはほとんど覚えていないなんて
悲しいですよね。
そうならないために、
短期間で繰り返し解くこと
が重要です!
カナダのウォータールー大学の研究では
「復習しないと1か月後にほぼ100%忘れる」
と言われる一方で
「24時間以内に復習すれば、10分の復習で100%の記憶に戻る」
とも言われています。
忘れる前に復習することで
長期的な記憶として
定着させましょう。
理解度のマークを参考に
翌日に✕、△の問題を解き直し、
3日後に翌日も間違えた問題を復習、
1週間後にもう一度すべて復習
といったように
自分なりのルールを決めるのもおすすめです。

今回は下記3つのポイントで
過去問の進め方について解説しました。
- 解答暗記はNG!理解することを意識
- 時間をかけすぎない
- 忘れる前に復習
薬剤師国家試験に臨む受験生にとって
過去問の攻略は避けられません。
今回紹介した方法を参考に
自分なりの進め方を決めていきましょう。
まずは
解答の正誤ではなく内容を理解する
復習の間隔を短くする
ことを意識してみてください!!