こんにちは!

第108回薬剤師国家試験に290点台で合格!

現役薬剤師のなべさんです!

国試の勉強において

過去問を解いたり

模試を受けていると

こんな悩みが出てきませんか?

どこかで見た薬物名だけどなんだっけ?

覚えたはずなのに解けない!

点数が全然上がらない。。。。

そこで今回は、

記憶に残る

効率的な

薬物名の暗記方法を

お伝えします!

と焦っている方は

ぜひ最後まで読んで

自分の勉強方法を

見直してみてください!

せっかく勉強しているのに

勉強方法に迷って覚えられず

合格できないと

これまでの努力が水の泡になってしまいます。

みんなが就職していく中、

国試浪人

また来年も勉強しなけらばいけないことに。。。

そうなってしまうと

やりたいことを我慢して勉強した時間が

非常にもったいないです。

そうならない為にも、

限られた時間で

効率的に暗記を進めていきましょう!

薬理は出題数も多いので

間違いなしです!

では、どうすれば膨大な数の薬物名を

効率よく暗記できるのでしょうか?

ポイントは、こちらの3つです!

  • とにかく繋げる!1つ1つで覚えない
  • 疾患ごとに病態・作用機序・薬物名を理解!
  • 「ゴロ合わせ」や語源、ステム(語尾)の活用

それでは各項目について

順に見ていきましょう!

単純に考えて、

1000ページ越えの青本の丸暗記は不可能だからです。

ですから、ただの薬物名の列挙と思わず、

薬理攻略のコツです!

例えば「アトルバスタチン」と聞いたら、

HMG-CoA還元酵素阻害薬だな~

そこで思考を止めず

なんでこの薬でコレステロールが下がるんだっけ?

他に同じ作用機序の薬ってなにがあったけ?

HMG-CoA還元酵素ってどんな反応を触媒する酵素だっけ?

さらにいうと、同じ作用機序にとどまらず

高コレステロールの時に使える薬って何があったっけ?

と広げていくことができます。

始めのうちは分からないことだらけで

時間がかかるかもしれませんが、

だんだんと知識がつながり

調べなくても

この薬は「HMG-CoA」から「メバロン酸」の反応を触媒する酵素を阻害するから

コレステロールが下がるよね。

コレステロール合成の流れは・・・・

とか

他にはシンバスタチンやプラバスタチンとかが同じ作用機序だったな

その中で特に強いのはどれだったけ?

と何となく考えられるようになります。

そこまでいけば薬理にとどまらず、

まずは、なぜ?と考える癖をつけてみましょう。

知識を繋げていく上で、

完璧なまとめノートを作るのではなく、

調べたり問題にでてきたときに

追加で情報を書き加えていくイメージで作成するとよいです!

分からない問題に遭遇したら。。。。

⇒まずは、まとめノートを確認

⇒それでも分からなかったら参考書

⇒参考書で調べた内容をまとめノートに追記

こうしていくことで、

分からない問題があるたびにまとめノートを見るので、

自然と確認回数が多くなり

実際に私がどのようにまとめていたか

「乳がん」を例に紹介します!

その1 病態をまとめる

まず疾患の病態を確認しましょう。

乳がんはリスク因子として、

  • エストロゲンの曝露
  • 閉経後の肥満
  • BCRAの遺伝子変異

があるとか、

好発部位、どこに転移しやすいのかなど

疾患の特徴を列挙してみてください。

治療のタイプ分け

一言で乳がんといっても、すべての患者さんに同じ治療はしませんよね?

整理しましょう。

乳がんの場合だと

  • ホルモン受容体(ER・PR)感受性(+)
  • HER2受容体(+)
  • ホルモン受容体(ER・PR)もHER2も(ー)・・・通称:トリプルネガティブ

などの分け方があります。

さらに

ホルモン受容体(ER・PR)感受性(+)については

閉経前・後でも治療が異なりますので

分けて書いてみましょう

治療薬をまとめる

「どんな人」の部分が区分けできたら、

ホルモン受容体(ER・PR)感受性(+)で閉経前の場合、

  • エストロゲン受容体遮断
  • LH-RH誘導薬
  • エストロゲン受容体分解薬

が使えます。

ここに該当する薬物名を追記していきます。

  • エストロゲン受容体遮断:タモキシフェン、トレミフェン
  • LH-RH誘導薬:リュープロレリン、ゴセレリン
  • エストロゲン受容体分解薬:フルベストラント

ここまで書いてみると、

なんという薬を使うのか

理解できているかと思います。

問題を解いて、あれ?と思い出せなかった時にも

このまとめたノートに戻れば

分かりやすいです!

上記の方法でまとめた

IpadでGoodNoteというアプリを使用してまとめていましたが、

紙でも同じように作成できると思います。

まとめてみても

そんな方は

「ゴロ合わせ」や「ステム」を活用してみてください。

個人的にはステムはかなり活用していました。

先ほどの乳がんの例だと

抗エストロゲン受容体遮断薬として挙げている

タモキシフェン、トレミフェン

~(i)フェンと共通のステムですし

LH-RH(黄体ホルモン放出ホルモン)誘導体の

リュープロレリン、ゴセレリンについては

~レリンと共通です。

ちなみに「~レリン」には「放出ホルモン」を意味します!

ステムの意味を知っていると

もし薬物名を見て薬効が分からなかったとしても

~レリンってことは放出ホルモンだなと

想像できます。

もちろん100%当てはまるわけではないですが

問題を解く際のヒントとして

有効です!

さて、今回お伝えした

薬物名暗記のポイントがこちらの3つです!

せっかく勉強しているなら

効率的に覚えて

定着している!成績挙がった!

という実感が欲しいですよね。

そのためにまずは

あれ?と思ったら調べる

調べたら簡単にメモする

ことから始めてみましょう!

1問1答のぶつぶつ記憶から

つながった知識になることで

覚えやすく忘れにくい記憶になっていきます!